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誰も教えてくれない「組込みC言語」 3

定数の命名ルール

#define 定義する定数名は大文字にする

これは変数と混同しない為のコーディングルールとして良く使われています。

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#define		signal_max		200
#define		signal_min		100

ではなく

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#define		SIGNAL_MAX		200
#define		SIGNAL_MIN		100

のように定義します。

この定数にも前回の変数の型をいれると

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#define		U1_SIGNAL_MAX		200
#define		U1_SIGNAL_MIN		100

となります。

例えば

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if(u1_port_00 > u1_signal_max)

だと u1_signal_max は 定数なのか 変数なのかパッと見わかりませんが
定数は大文字にするというルールを決めておけば
この場合の u1_signal_max は 変数だとすぐにわかります。
当然

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if(u1_port_00 > U1_SIGNAL_MAX)

だと U1_SIGNAL_MAX は 定数だとすぐにわかります。

余談ですが
定数の読み「じょうすう」、「ていすう」どっちで読んでいますか?
自分は昔は「ていすう」と読んでいましたが、今は「じょうすう」とよんでいます。

誰も教えてくれない「組込みC言語」 2

組込みプログラムではバグを早期に発見できるように
変数名はサイズが分かるように命名します。

例えば

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void main(void){
	unsigned char	i;
 
	while (1U)
	{
		P3.0 = 0;
		for(i=0;i<50000;i++){};
		P3.0 = 1;
		for(i=0;i<50000;i++){};
	}
}

このプログラムにはバグが有ります。
iは符号なし8bitの変数(0 ~ 255)ですが
その範囲を超えた 50000 と比較しています。
このサンプルの場合は宣言部と比較している箇所が近いために気付きやすいのですが
変数がグローバル変数で別のファイルに定義されている場合はちょっと見気付きません。

これをちょっと見でもバグだと気付くように変数名を変えてみましょう。

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void main(void){
	unsigned char	u1_i;
 
	while (1U)
	{
		P3.0 = 0;
		for(u1_i=0;u1_i<50000;u1_i++){};
		P3.0 = 1;
		for(u1_i=0;u1_i<50000;u1_i++){};
	}
}

変数名を i から u1_i に変えました。
もうお気づきかと思いますが u1_i の u1 は この変数が符号なしの1バイトの変数を意味しています。

このように変数名に型を表すワードを明示しておけば、
u1_i<50000 この部分を見ただけで 変数が符号なしの1バイトの変数 と 1バイトの範囲を超えた値と比較しているのが一目瞭然となります。 u1 s1 u2 s2 s4 f4 f8 を変数の接頭語として良く使用します。 意味は以下のようになります。 u1 符号なし1バイト s1 符号あり1バイト u2 符号なし2バイト s2 符号あり2バイト u4 符号なし4バイト s4 符号あり4バイト f4  単精度実数 f8  倍精度実数

誰も教えてくれない「組込みC言語」 1

■組込み現場では int型は使わない。

組込み系のC言語の本にも
unsigned int i;
int j;
とかサンプルプログラムに書かれているが
これは間違いではないが実際に組込みプログラムに携わっているプログラマーは使わない(はず)

なぜならば int型は マイクロプロセッサに依存する為
16ビットだったり、32ビットだったりするからです。

他のプロセッサに移植する際に見つけにくいバグの1つとなってしまいます。

よって以下のプログラムは

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void main(void){
	unsigned int	i;
 
	while (1U)
	{
		P3.0 = 0;
		for(i=0;i<50000;i++){};
		P3.0 = 1;
		for(i=0;i<50000;i++){};
	}
}
 
void main(void){
	unsigned short	i;
 
	while (1U)
	{
		P3.0 = 0;
		for(i=0;i<50000;i++){};
		P3.0 = 1;
		for(i=0;i<50000;i++){};
	}
}

と書くべきだと思います。

サンプルプルプログラムに int型の宣言がある組込み向けc言語の解説書は自分的にはアウトです。
ただマイコンチップを特定の機種に絞っている本は別です。

ルネサスのRL78 Webシミュレータ

ルネサスは三菱電機、日立製作所、NECの各社の半導体部門の集合体なので
マイクロプロセッサも合併する前の流れがあって、当然開発環境も。
HEW、CS+、e²studio、サードパーティだとGHS社のMULTIとか。

ここ数日これらの開発環境を調べていたら
e²studioが面白い進化(?)をしていた。
e²studioは元々ルネサス・ヨーロッパ製のIDEでeclipse + CDT ベースとしている。
現在は日本でのサポート有り。

RL78 Webシミュレータを使って実機が無くても外部部品の入出力や端子計測が可能らしい。

これはWebシミュレータ専用の総合開発環境ではない為に、ターゲットボードやE1エミュレータを揃えれば
そのまま実機での評価に移行できる(はず)。

RL78 Web Simulatorのページ

実際の使用手順

Webシミュレータのボードのモデルは実際に販売されている
Renesas Starter Kit for RL78/G13 っぽいです。

Cent じゃなくてSENT(Single-Edge Nibble Transmission)だよ

CentOSなら知っていた。
SENTって?
Weblioで調べても send の過去形・過去分詞 としか書いていない。
wikipediaにも波形の写真が載せて程度
https://en.wikipedia.org/wiki/SENT_%28protocol%29

まだ新しい規格(とは言っても2007年04月なので10年近く経とうとしている)なのでWebからもほとんど情報が拾えない。
SENT は SAE J2716 の「SENT – Single-Edge Nibble Transmission for Automotive Applications」であり
シリアル通信の規格の1つ。

仕様書はSAE Internationalのページから購入できる。
最新版「J2716_201604」

要は立下りから立下りまでのバルスの幅で4bitのデータを送る規格。
シンクロナスフレーム、ステータスフレーム、データフレームCRCフレーム、ポーズパルス(オプション)で構成されている。

長年プログラマーをやっているけど恥ずかしながら4bitの単位をニブル(Nibble)と言うのを知らなかった。

対応しているマイコンチップもまだ少なく
ルネサスのRH850ファミリ、MicrochipのdsPIC33/PIC24ファミリ、NXPのMPC574xPファミリ位しかお目に掛かれていない。

とりあえずMicrochipの「dsPIC33EV256GM102」で色々と実験する予定です。
Microchipの「Single-Edge Nibble Transmission)モジュール」のマニュアル